神経科
脊髄神経は脳からの指令を全身に伝える、その逆もあり視覚、聴覚、触覚など、末端の感覚を脳に伝えるのに必要な通路です。そこに障害があると、痛みや麻痺といった症状が出てきます。
まずは、まっすぐ歩けるか、足を引きずっていないか、眼が揺れたりしていないか、今の状態をしっかり確認した上でレントゲン検査を行います。症状の程度によってはMRI検査が必要になることがあります。
椎間板ヘルニア
背骨の間には、椎間板と呼ばれるゼリー状のクッションが存在しています。この椎間板が何らかの原因で逸脱して、脊髄神経を圧迫した状態が椎間板ヘルニアです。圧迫がおこった場所やその重症度によって症状、治療方法が異なります。
抱っこしたら鳴く、歩くときにふらつく、といった症状の場合には内科治療が選択されます。消炎剤の使用を中心に、レーザー、マッサージ、プールなどのリハビリを組み合わせます。
後ろ足が完全に動かない、おしっこがでないなどの重症な場合は、外科手術を行う場合もあります。背骨の中から、神経を圧迫している椎間板物質を取り除く手術になります。内科療法・外科療法・リハビリと幅広く対応できますので、足を引きずって歩くなど、気になる症状がある場合にはご相談ください。