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こもれび動物病院

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生殖器科

女の子は卵巣や子宮、男の子は精巣や前立腺に、炎症や腫瘍が起こることがあります。特に高齢になるとおこりやすく、症状も、食べない、吐く、下痢、頻尿、血尿など様々です。
まずは超音波検査とレントゲン検査を行います。

難産

わんちゃんや猫ちゃん妊婦さんも、ヒトと同じくの検診を行います。超音波検査は赤ちゃんの心臓の動きで元気度合いをみます。レントゲン検査では赤ちゃんの大きさや数を確認します。難産の場合には帝王切開になることもあります。赤ちゃんをとりあげて、元気よく鳴いた瞬間に立ち会うと、やっぱりとっても嬉しいものです。スタッフ一同大喜びです。

レントゲン画像は赤ちゃんの骨格や頭数把握のために行います。超音波検査では赤ちゃんの心臓がきちんと動いているか確認します。超音波画像のオレンジ矢印は頭、緑矢印は背骨です。なんとなく赤ちゃんが見えて来たでしょうか。。。
生後10分です。まさにこの世に舞い降りた天使たちです。。

子宮蓄膿症

発情出血の時期ではないのに陰部からおりものが出たり、おりものの色が膿っぽくなる、変な臭いがするとわかりやすいのですが、おりものが出ないタイプの子もいます。その場合、元気がない、嘔吐、下痢、やたら水を飲む。などの症状が現れやすいです。未避妊で症状がある子はこの病気の可能性もまず考えます。
手術が治療の第一選択になりますが、高齢の子や、基礎疾患があり手術が難しい子の場合には内科治療を選択することがあります。

お腹の超音波画像です。膀胱の下の黒いゾーンが子宮です。かなり液体がたまって子宮がパンパンでした。やはり元気も食欲も落ちてしまっていたので、手術を行って(卵巣子宮摘出術)無事に回復。今は元気に走りながら病院にやってきます。

潜在精巣(停留睾丸)

男の子が胎仔のときには睾丸がお腹の中に存在します。
成長とともに正常な位置に降りてくるのですが、体の「どこか」でひっかかって降りてこない子がいます。それを潜在精巣と呼びます。「どこか」はお腹の中、股の近くなどです。
すぐには悪さをする病気ではないですが、高齢になった時に残された睾丸が腫瘍化してしまうことがあるので、早めに手術をするのが推奨される病気です。

お腹の中に精巣が残っていて腫瘍化したレントゲンです(丸の部分)。ここまで大きくなってしまうと、他の臓器を圧迫してしまうので、吐いたり、たまに食べなかったりといった症状が出るのでそれに対してまずは処置を行い、状態を挙げてから手術を行います。