健康診断
大切な家族の一員であるワンちゃん、ネコちゃんたちが、いつまでも元気で、長生きしてほしい。これは、飼い主様が強く願うことであり、私たちの目標でもあります。ワンちゃん、ねこちゃんたちは、人より4~5倍も速く歳をとります。したがって、健康維持のためには、定期的な健康診断と病気になる前の予防対策を行うことが重要になります。
よく質問されることとして、健康診断はどのような内容をうければよいのか? どれくらいの期間でうければよいのか? などがあげられます。その答えとして私たちは、1人、1人違うとお話しています。
年齢、性別、わんちゃん、ねこちゃん、みんなそれぞれ違い、注意すべき点やなりやすい病気もかわってくるからです。すべての検査をまんべんなくやるのも一つですが、検査が負担になってしまってもいけません。そこで、現在の状態を考慮し、優先すべき検査を選んでいくことが必要になります。
こもれび動物病院では、一律な健康診断ではなく、1人1人に合った健康診断内容を実施しています。ご希望の場合は、担当獣医師にご相談いただけたらと思います。
健康診断 一例
10歳の 避妊手術をしていない トイプードルさんの女の子でしたら
中齢以降ホルモン病にかかるリスクが高めなため、血液検査は広めにみたほうがよいかもしれません。ホルモン病の有無は、血液検査に加えてお腹の超音波検査もしたほうが、より発見しやすいです。避妊手術をしていない子なので、あわせて卵巣子宮の異常もみつかる可能性もあるので、お腹の超音波検査は優先順位としては高いかもしれません。その他、聴診で心臓に雑音があると指摘されているなら、胸の検査もやるべきかもしれません。
このように、1人、1人にあった健康診断をご提案いたしますので、各担当医にご相談ください。